お知らせ
2019年12月13日、IPM名古屋事務所主催セミナー「これからの外国人雇用受入れについて考えよう」を名古屋で初めて開催しました。
今後益々外国人雇用の増加に呼応し法令の改正や制度の見直しが予測されます。また、送出し国側の経済や社会の状況も日々変貌しつつある中、本セミナーでは、各専門分野から最新の実務情報を紹介しました。外国人雇用についてご検討頂き、また成功に導く一助となれば幸いです。
◆講演1 外国人雇用制度の最新動向と来日する外国人労働者の姿
IPM大阪事務所長 橋本 祐介
外国人雇用の背景にある日本の労務環境の大きな変化や、受入れ企業に見られる対応内容、在留外国人の業種別・国籍別の実態や問題点、送出し側の各国の事情、給与水準等、多方面にわたって解説。更に、具体的な制度説明として「新在留資格」について、実習制度との関係、業界別の制度運用、公的助成金の利用について技術的な内容にも言及しました。
◆講演2 技能実習生ってどんな人?どんなトコからやって来る?
IPM大阪事務所 カンボジア王国担当 中江 大樹
実経験に基づいた途上国の人々の心情や真の生活の姿、現在の日本とカンボジア王国との関わりと本当の支援とは何かについて、カンボジアの人々の国民性と今後の日本との相互援助の在り方等、いろいろな方向から紹介しました。「特定技能者をカンボジアから受け入れたい」等受講者からのアンケート回答もあり、関心の高さがうかがえました。
◆講演3 ベトナムの今
IPM名古屋事務所長 DANG THI HOAI LINH
急速な発展を遂げるベトナムの現在の状況を、歴史や人口構成、経済、国民性等を交えながら、ハノイ出身のベトナム人目線で紹介。また、ベトナムと日本での勤務経験から、両国の相違、日本企業の素晴しさ、ベトナム人従業員雇用時の留意点についても言及しました。
会場には各企業、監理団体・送出し機関関係者、民間人材派遣会社のご担当者等23名が出席され、外国人雇用についてのより実態に即した情報やIPMの外国人実習生・就労者育成に対する強いメッセージをお伝えするとともに、有意義な交流の場を持つことができました。今後もこうした取り組みをしていく所存です。